更新 平成30年12月6日
来る1月10日、日本原子力学会・若手連絡会(YGN)は、「放射線問題と国連~2つの『国連』報告を読み解く~」と題する勉強会を開催致します。
(本勉強会は日本保健物理学会・若手研究会と共催になります。)
2018年10月、国連人権理事会によって任命された特別報告者による、福島第一原子力発電所事故により避難した子どもや女性の帰還に関する発言が国内外で様々に報じられました。放射線問題に関係する国連機関としては、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が良く知られており、2013年に福島事故後の放射線影響に関する報告書を公表し、その後もレビューを継続していますが、国連人権理事会の特別報告者という仕組みは必ずしも馴染みのあるものではなく、その内容も相俟って、様々な反響がありました。
事故後の放射線影響の問題は復興の文脈でも重要ですが、一連の出来事を理解するには、放射線に関する科学的な知識のみならず、国連システムに関する理解も求められます。そこでこの度は、2つの国連機関の取組みに精通する専門家・実務家をお招きし、異なる報告・評価が生じている背景を深掘りし、今後の対応や見通しについて議論します。
【日時】2019年1月10日(木)15:00-18:00
【場所】東京工業大学(田町キャンパス)キャンパスイノベーションセンター多目的室2
【講師】
1.田村優輝氏(外務省 総合外交政策局 人権人道課 首席事務官)
2.谷幸太郎氏(量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所 研究員)
3.調整中
【プログラム】
15:00 - 15:10開会挨拶・趣旨説明
15:10 - 15:40講演1「国連人権理事会と放射線問題」
15:40 - 16:10講演2「2013年UNSCEAR報告書とフォローアップ活動」
16:10 - 16:40講演3「2つの『国連』報告を社会はどう受け止めたのか(仮)」
16:40 - 17:00休憩
17:00 - 17:50パネル討論・総合質疑
17:50 - 18:00閉会挨拶
詳細はYGNのHPをご参照ください。
https://aesj-ygn.org/uploads/2018/10thYGN_RadandUN.pdf
【対象】 原則として、原子力・放射線分野に従事する39歳以下の若手・学生が対象。
【定員】 40名程度(応募多数の場合は先着順)
【参加費】無料
(会終了後、講師を囲んだ懇親会(実費5000円程度)を予定(任意参加))
【申込/問合せ】
本勉強会への参加を希望される方は、1月8日(火)17時までに、題名を「第10回YGN若手勉強会参加申込み」とし、本文に以下を記載の上、日本原子力学会・若手連絡会第10回勉強会担当まで申し込みください。
(1)お名前
(2)ご所属
(3)メールアドレス
(4)原子力学会会員区分(正会員/学生会員/非会員)
(5)懇親会の出欠
申込/問合せメールアドレス: ygr10 @ aesj-ygn.org