低線量・低線量率リスク推定法専門研究会
更新 平成30年11月28日
1.設立の趣旨
従来の放射線リスク評価は、主に疫学研究を中心に進められてきた。しかし、統計的な限界から疫学研究の成果だけではおよそ100mGyよりも低い線量のリスクを定量的に評価することは困難な状況にあり、また、放射線生物研究においても、ヒトのリスク評価に直接結びつくような研究成果は得られていない。福島第一原子力発電所の事故以来、低線量・低線量率放射線のリスク評価手法は特に関心が高まっており、社会の要請に応えていくためには、従来の専門分野を超えた学際的な取り組みにより、多くの課題を解決する必要がある。
本専門研究会では、リスク推定に影響を与える重要な生物学論文と疫学論文の批評を行いながら、低線量・低線量率放射線のリスク推定法確立に向けた課題を整理し、それをもとに、生物学と疫学が融合した学際的なリスク推定法の構築に向けたロードマップを作成する。
2.研究会メンバー
委 員(主査) |
酒井 一夫 |
東京医療保健大学 |
委 員 |
山田 裕 |
放射線医学総合研究所 |
委 員 |
吉田 和生 |
電力中央研究所
|
委 員 |
吉永 信治 |
放射線医学総合研究所 |
委 員 |
佐藤 薫 |
日本原子力研究開発機構 |
委 員 |
緒方 裕光 |
女子栄養大学 |
委 員 |
岩崎 利泰 |
電力中央研究所 |
委 員 |
工藤 伸一 |
放射線影響協会
|
委 員 |
浅田 恭生 |
藤田医科大学 |
委 員(事務局) |
佐々木 道也 |
電力中央研究所 |
他学会協力者 |
川口 勇生 |
放射線医学総合研究所 |
他学会協力者 |
波江野 洋 |
九州大学 |
3.最近の活動報告
日本保健物理学会第50回研究発表会報告(2017年6月30日)
4.議事録
活動報告における議事録を参考にしてください。