日本保健物理学会シンポジウム
「福島事故を内部被ばくから考える」
体外計測に関する標準計測法の策定に関する専門研究会
内部被ばく影響評価委員会
○日時:2017年3月24日(金) 13:45~18:30
○場所:東京大学 工学部2号館212講義室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html
○趣旨:
日本保健物理学会に設置した体外計測に関する標準計測法の策定に関する専門研究会と、臨時委員会である内部被ばく影響評価委員会の活動成果に関するシンポジウムを開催します。第一部では、2012年4月~2014年3月まで活動していました、体外計測に関する標準計測法の策定に関する専門研究会から、福島原発事故において我が国で行われてきたWBC測定に関する対応状況調査及び科学的根拠に基づく課題解決のための具体的な提案に関するシンポジウムを開催します。第二部では、2015年7月に発足した内部被ばく影響評価委員会から、福島原発事故後の内部被ばくに関する現状、内部被ばくによる健康影響、比放射能が大きい不溶性微粒子(いわゆるセシウムボール)の吸入による内部被ばくの特徴と線量評価に関するシンポジウムを開催します。第三部では、両委員会における福島事故における内部被ばくに関する総合討論を開催します。ご興味のある方は奮ってご参加ください。
○プログラム:
13:45-13:55 開会挨拶 吉田 浩子(東北大:企画委員長)
【第一部】体外計測に関する標準計測法の策定に関する専門研究会
座 長:高田 千恵(原子力機構)
13:55-15:35(1時間40分)
福島県内の住民のホールボディカウンタ(WBC)測定:現状と課題
仲野 高志(量研機構・放医研)
専門研究会報告書の概要とその後の取り組み 金 ウンジュ(量研機構・放医研)
15:35-15:50(休憩)
【第二部】内部被ばく影響評価委員会
座 長:甲斐 倫明(大分看護科学大)、石川 徹夫(福島医大)
15:50-17:30(1時間40分)
福島原発事故による内部被ばく 石川 徹夫(福島医大)
内部被ばくによる健康影響 甲斐 倫明(大分看護科学大)
マイクロドジメトリから見た不溶性微粒子被ばくの特徴 佐藤 達彦(原子力機構)
不溶性微粒子の吸入による内部被ばく線量評価 松本 雅紀(量研機構・放医研)
17:30-17:45(休憩)
【第三部】総合討論
座 長:甲斐 倫明(大分看護科学大)
17:45-18:25(40分)
18:25-18:30閉会挨拶 甲斐 倫明(大分看護科学大:学会長)
主 催 一般社団法人 日本保健物理学会
共 催 一般社団法人 日本放射線安全管理学会
協 賛 公益社団法人 大気環境学会、日本エアロゾル学会
参加費 正会員(日本放射線安全管理学会正会員を含む)2,000 円
学生会員 1,000 円
非会員 4,000 円
事前申込:参加ご希望の方は、資料準備の都合により2017年3月17日までに、日本保健物理学会事務局(exec.off@jhps.or.jp)へメールにてお申し込みください。メールには、氏名、所属、会員種別(正会員、学生会員、非会員)を明記してください。なお、当日の参加も受け付けますが、配布資料がない場合がありますので予めご了承ください。