大会長あいさつ

日本保健物理学会第47回研究発表会大会長

(日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センター所長)

竹中 信吾

 

 日本保健物理学会第47回研究発表会を以下の通り開催いたします。今大会は鏡野町からご後援頂くことになり、地元と一体の地域色豊かな発表会にしたいと思います。岡山県鏡野町は、1955年に日本で初めてウラン鉱床の露頭が発見された人形峠がある、我が国の原子力の発祥の地です。またこの人形峠には、我が国が、世界で唯一原子爆弾の非保有国でありながら、ウラン濃縮を認められるきっかけとなったウラン濃縮関連施設があり、原子力の平和利用の世界的な象徴としても意義深い地域です。このようなことから、東京電力福島第一原子力発電所事故以降の日本の原子力政策、放射線防護のありかたについて、原点に立ち返って議論するのに相応しい場所であり、今後ご案内する応募要領を参照の上、奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。